AGV-2 20.5Y 自動マスコンパレータ(分銅の密度および体積測定用)
AGV-2 20.5Y 自動比較器は、OIML R111 に従って、E1級およびそれ以下の質量標準の密度および体積を測定するために設計された装置です。 1 kg ~ 20 kg の範囲における最小表示値および最高の測定の安定性がこの装置の強みです。

密度を求める最も精確な方法
分銅をまず空気中で計量し、次に既知の密度を持つ液体中で計量する方法は、質量標準の密度を求めるうえで最も精確な方法とされています。この手法は、AGV比較器に採用されています。

2ポジション 自動マガジン
本装置は、2ポジションの自動分銅マガジンを備えており、分銅をマガジンにセットおよび取り出すための特別設計のフィーダーも装備されています。さらに、気泡を除去するための循環装置(サーキュレーター)も搭載されています。

自動センタリング計量皿
直径220 mmの特別な計量皿は、偏心誤差および液体の表面張力の影響を最小限に抑えるよう設計されています。

風防チャンバー
測定結果を外部の影響(突風や気流など)から遮断するための構成部品が、風防チャンバーです。このチャンバーにより、測定はより高精度かつ安定したものとなります。

3箇所での水温測定
AGV 比較器は、分解能 0.001°C の高性能温度計と3つの液体温度センサーを備えています。容器内の底部・中央・表面の3点で温度を測定することにより、温度差を把握でき、必要に応じて液体を撹拌・均一化することが可能です。これにより、温度ムラによる密度測定の誤差を防止し、より精確な結果が得られます。

もっと快適に作業を
10インチのカラータッチスクリーンディスプレイで、より多くの情報を、より見やすく表示。
ホーム画面を自分好みにパーソナライズして、計量アプリケーションや機能に簡単アクセス。
さらに、赤外線センサーに任意の機能を割り当てることで、非接触操作も可能です。

専用ソフトウェア付きコンピュータ
AGV比較器には、コンピュータと密度測定ソフトウェアが付属しています。比較器用ソフトウェアでは、OIML R111 に従った Aメソッドを用いて質量標準の密度を求め、不確かさを計算することができます。さらに、液体の密度を確認することも可能です。