HRP 1000.5Y.KO マスコンパレータ
質量比較器は、世界中の校正ラボで使用されており、質量測定の一貫性を確保し、法定計量の要件に基づいて分銅を検証することを主な目的としています。 HRP 5Y.KO 手動質量比較器を使用することで、OIML(R-111)規格に準拠し、F2級およびそれ以下のクラスの質量基準や分銅の校正が可能です。 HRP 5Y.KO 質量比較器の構成は、高精度計量プラットフォームと5Y 計量ターミナルとなっており、計量プラットフォーム内部には、密閉されたスチールハウジング内に電磁補償のメカニズムが搭載されており、高精度で安定した測定を実現します。

自動センタリング計量皿 – 精度を極める最適解
測定結果への偏置誤差の影響を最小限に抑えたい場合、自動センタリング計量皿が最適です。自動センタリング計量皿を使うことで、分銅が皿の「中心からずれて」配置された際の誤差を排除できます。 加えて、この計量皿によって、さまざまな形状・サイズの分銅を校正可能(毎回位置決めする必要なし)となります。この計量皿は、中央でない位置に配置の分銅を安定させ、均等に配置することで基準分銅としての信頼性を向上させることが可能となります。
自動センタリング計量皿は、製造段階で装着されるため、質量比較器と同時に注文が必要(単品販売不可)です。 また、追加オプションとしてご提供しています。
自動センタリング計量皿を選択しない場合、中心配置をサポートするマーク付きのスチール製計量皿が標準装備されています。

ひとつのターミナル、しかし驚くべきターミナル!
HRP 5Y.KO 質量比較器の操作機器には、高性能な5Y計量ターミナルが搭載されており、以下の機能を提供します:
- 10インチタッチスクリーンディスプレイによる快適な操作性
- DWA®によるデジタル計量監査
- 4つの安全なログイン方法(パスワード、指紋認証、顔認識、RFIDタグ*(日本モデル未対応)およびその組み合わせ)
- Ambient Light通知による直感的なコミュニケーション
- ライブノート機能でテキストメモを作成可能
- Handy Library に測定履歴を保存
- 豊富なウィジェットによるカスタマイズ可能な操作画面
通信インターフェース = 通信の可能性
HRP 5Y.KO 質量比較器は、以下の通信インターフェースを備えています: 2×USB-A, USB-C, HDMI, Ethernet, Wi-Fi®, Hotspot,
これにより、以下のデバイスや周辺機器と接続可能です:
- スマートフォン
- タブレット
- ノートパソコン & PC
- プリンター
- バーコードスキャナー
- 追加ディスプレイ
- キーボード
- マウス
- 表計算ソフト

対応デバイス、専用ソフトウェア、およびその他のアクセサリー
HRP 5Y.KO 質量比較器の機能を拡張するための幅広いデバイス、ソフトウェア、アクセサリーをご用意しています:
- レシートプリンター
- バーコードスキャナー
- 指紋リーダー
- セルフセンタリングパン
- スタンド、壁掛けキット、取付ブラケット
- RFID*タグ(日本モデル未対応)
- RAD KEY ソフトウェア
- RMCS システム
- RMCS Lite ソフトウェア
- THBR 2.0 システム – 環境センサー
- 追加モジュール (RES Radwag Extended SIモジュール & CFR 21 Part 11 準拠モジュール)
- RS 232および RS 485 ケーブル
- ターミナル用保護カバー
* RFID ISO/IEC 14443 Type A, 13.56 MHz
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